ただ眠いだけかな?
紘也ってよく夜更かししてるし。
3人で学校に向かう。
「………」
「………」
「………」
な、なにこれ。
いつもならもっとうるさいぐらいに話すのに。
今日はなんで……こんなに沈黙が漂ってるの……?
特に紘也は明らかにいつもより元気がない。
「……紘也?どうかしたの?」
私は沈黙を破って紘也に問いかけた。
すると紘也は無言で立ち止まった。
「………小春、あのな」
「う、うん……?」
普段はなかなか見ない、紘也の真剣な表情に息をのむ。
「今日から……流星はもういないんだ」
「え……?」
紘也の言葉を聞いた瞬間、私の頭の中は真っ白になった。



