―――次の日。




「ねぇ、小春」




「ん?」




朝、いつものように3人で登校している途中、小南が私に話しかけてきた。




「最近、成月くんとはどうなの?」




「えっ?ど、どうって……」




「もしかして、全然進展してないの?」




進展?
なんのことだろう。




「なんの話してるの?」




「結構前から思ってたけど小春って、成月くんのこと好きでしょ」




「……っえ!?」





小南の言葉にビックリして立ち止まる。




な、ななな、なんで小南が……知ってるの!?
私言ったっけ……?