「ははっ、さすが小春」
「さ、さすがって……っ!」
それって私が大食いだと言いたいのか……。
「冗談だよ。じゃ、決まりな」
「うん!」
楽しみすぎる~!
はやく行きたいなぁ。
キーンコーン―――
「じゃあ、俺、席に戻るわ」
「うん!ま、またあとでね」
成月くんは軽く右手を挙げて、自分の席に戻って行った。
成月くん……やっぱり近くで見るとカッコいいなぁ。
普段は無表情だけど、たまに見せる笑顔がすごく素敵で……。
って、私ってば成月くんのこと考え過ぎでしょ!
いつも気が付いたら頭の中は成月くんでいっぱいだ。



