「着いたーっ!!!」
「はぁ……っ、もう……小南はやいってば……っ」
「そんな急ぐ必要ねぇだろ……」
私も紘也も小南のテンションにはついていけない。
いつもの時間に家を出たのに走ったせいで、いつもよりはやく学校に着いちゃったし。
「いいじゃん!たまにははやく学校に来るのも!さ、はやく教室に行くよ!」
靴を履き替えて、教室に入る。
「みんな、おはよっ!」
小南が挨拶すると、クラスメイトが集まってきた。
「小南!今日から復活なんだね!」
「小南いなくてつまんなかったよ~」
「事故だなんて、小南ってばドジだなぁ~」
クラスのみんな、すごく嬉しそう。
みんなに歓迎されて、小南も嬉しそうだ。
嬉しそうな小南に私も思わず笑顔になる。



