―――それから1週間と少し時間が経った。
「小春~!遅いよ!はやく!!」
「小南はやいよ~……」
朝、玄関で待ちくたびれた様子の小南のもとへ急ぐ。
そう、今日から小南は学校に復帰するんだ。
久しぶりの学校だからすごく張り切っている。
「紘也、おっはよーっ!!!」
外に出ると紘也が待っていて、小南のテンションに驚いている。
「小南、テンション高すぎだろ」
「だって!久しぶりに学校に行けるんだもん!楽しみ!」
ずっとベッドの上にいたもんね。
そりゃ久しぶりに出かけられたらテンション上がるよね。
「さ、学校にレッツゴー!!!」
私と紘也の手を取って、学校まで一気に走った。



