「お父さんには言ってなかったよね。彼は成月流星くん!彼氏じゃなくて、友達だよ!私にとって初めての……大切な友達!」
「えっ、友達?」
「そう、友達!私が今日勇気を出せたのも、成月くんのおかげなんだ。成月くんは私のことをいつも助けてくれて……本当に大切な友達なの!」
お父さんだけじゃない、成月くん本人も驚いた表情をしていた。
「ね?成月くん!」
「いや、俺は別になにもしてないし……」
照れているのか、私から目をそらした。
「お父さんにも紹介したいって思ってたから、できてよかった!」
「そっか、小春にもちゃんと信用できる友達が出来たんだな。お父さん、安心したよ」
お父さんはいつものように目尻にしわをつくって笑った。
「成月くん……私は単身赴任してるからあんまり小春のそばにはいられなくてね。だから私の代わりに……小春を頼んだよ」
「……はい」
成月くんがそう言ってくれて、すごく嬉しかった。
これからも……ずっと成月くんと一緒にいたいな。
……って、彼女みたいな言い方だけど。



