すると―――
「はぁ……っ小春!!!」
「成月くん……っ!」
息を切らして成月くんが病室に入ってきた。
相当急いできたのか、制服は乱れててネクタイがちゃんと締まっていない。
「小春……ちゃんと言えたんだな」
お母さんと抱き合う私を見て、安心した様子で言った。
「うんっ!成月くんのおかげだよ……!ありがとう!」
「別に俺はなにもしてないし……つーか小春、俺も起こせよな!朝起きて小春がいないからマジでビビったんだからな」
「だ、だって成月くん、疲れてるだろうなーと思って……」
「そんな変な遠慮はいらねぇよ」
成月くんと言い合っていると、お母さんが成月くんに歩み寄った。



