明日……小南は学校に来ないんだ。
小南がいない高校生活なんて、ぽっかり穴があいたような感じなんだろうな。
生まれたときからずっとずっと一緒だったんだもん。
小南……はやく戻ってきてよ。
様態が安定してきたとはいえ、油断はできない。
いつ、小南の様態が変わってもおかしくない。
不意に小南が頭から血を流して倒れていたときの記憶がフラッシュバックした。
「小南……っ」
なんだか小南がもう戻ってこないような気がして、急に胸が苦しくなった。
「小春……どうした……?」
成月くんが驚いた声で私に言った。
「小南……小南がもう目を覚まさなかったら……どうしよう……っ」
小南は目を覚ますと信じるって決めたばかりなのに、不安で仕方がない。
私の頬には涙が伝った。
「小春……」
「小南……っ戻ってきてよ……っ」
枕元に置いてあるケータイはなんの着信もない。
ということはまだ小南は眠ったままなんだ……。



