「成月くん」
「……あ、小春。もう乾かし終わったのか」
「うんっ」
私はその部屋に入る。
そこには、キレイな女の人の写真と仏壇があった。
もしかして……。
「この人が……成月くんのお母さん……?」
「そ。会ったことないけど、結構俺に似てるだろ」
写真の女の人と成月くんは確かにそっくりだ。
「うん、お母さんが美人だから成月くんもカッコいいんだなって納得」
実際に見たら、きっともっともっと美人だったんだろうな……。
「会ってみたかったな……一度ぐらい」
写真を見つめながらそう言った成月くんの目は寂しそうで……なんて言ったらいいのかわかんなかった。



