【完】キミに隠した恋するキモチ。








「こ、ここで脱がないでよっ!」




下を向いて成月くんを見ずに言った。




「あぁ、そういうことか。別に上半身ぐらい、いいだろ」




「よ、よくないよ~~!」




私が恥ずかしくなってきたよ……はぁ……。




成月くんは「女子ってわかんねぇ」と言いながら、脱衣所に入っていった。




「ふぅ……一安心」




ホッとしながらソファに座って、ケータイを確認する。




すると、ある人からメールがきていた。




「……っお父さん!」




大好きなお父さんからだった。
急いでメールを開く。




《小春、元気にしてるか?
小南が事故に遭ったということで
お父さんは今、病院にいます。
今日は友達の家に泊まるんだって?
迷惑はかけないようにするんだよ。
お母さんはとりあえず落ち着いたから安心して。
小南もまだ目は覚ましてないけど
様態が安定してきたらしいよ。
決して自分を責めたりしちゃダメだよ。

お父さんより。》




久々に届いたお父さんからのメールは優しくて、心があったかくなった。




お父さん、帰ってきてるんだ。
何年ぶりだろう……。