「お母さんのことなら大丈夫だよ。私……小南が目を覚ましたらちゃんと小南にもお母さんにも本音をぶつける。紘也と約束したんだ」
「小春……」
「小南は絶対に目を覚ます!だって小南だもん!きっとまたヘラって笑って帰ってくるに決まってるよ!あーはやく目覚まさないかなぁ~」
小南、はやく帰ってきて。
小南がいない世界なんてイヤだよ。
小南はきっと強いからまた目を覚ますよね?
私はそう、信じてる。
「ごちそうさまでした!」
チャーハンを完食して、私は手を合わせた。
「風呂、入るなら入れよ」
「う、うん」
そうだ、私まだお風呂にも入ってなかった……。
なんだかすごく申し訳ない。
私は持ってきた荷物から着替えを用意して、脱衣所に入った。
「タオルはあとで準備しとくから」
成月くんはそう言って、脱衣所の扉を閉めて出て行った。



