「………関係あるよ。俺は小春の1番の友達だから……小春が苦しい思いしてんのにほっとけねぇよ!!」
成月くんのその言葉は、私の胸の奥まで響いた。
そして、私の目からは涙がこぼれる。
「アンタがお腹痛めて産んだ大事な娘なんじゃねぇのかよ?母親なら、愛情を注いでやるのが普通じゃないのかよ?自分の子どもに触れて、抱きしめられるのは当たり前じゃねぇんだよ……っ」
成月くんのお母さんは成月くんを産んだと同時に死んだ。
だから……それに重ねて話しているんだと思う。
成月くんはきっとお母さんがいなくて寂しかったんだと思う。
けど、今ちゃんと生きているのは優しいお父さんがいたから……。
「小春が……今日までどんな思いして生きてきたか、アンタにはわかんないだろうな。小南だってきっと、色々思うことがあったんじゃね?」
「うぅ……っ、な、りづきく……っ」
「小南と小春のことなんでもわかったようなこと言って……!」
「少なくともアンタよりはわかってるよ。アンタは小南にも小春にも負担かけてる。そのことにはやく気づいた方がいいよ」
そう言った成月くんは寝ている小南に近づいて、小南の腕をとった。
そして小南の手首に貼ってあった絆創膏をはがした。
するとそこには無数の切り傷があった。
「………ほら、小南だってストレス抱えてんだよ」
ウソ……これって……っ!



