ひたすら走っていると、大きな通りに出た。 「はぁ……っ、はぁ……っ」 なんで私、こんなことしてるんだろ。 もう家にも帰りたくない。 もう小南の顔も見たくない。 お母さんの顔も見たくない。 すると――― 「小春っ!!!」 小南の声が聞こえて振り返ると、小南が追いかけてきていた。 反射的に私は小南から逃げる。 横断歩道を渡って、ひたすら走る。 そしてすぐのことだった。 キキキ―――ッ!!! 聞いたこともないような音が聞こえて振り返った。 そこには………。