【完】キミに隠した恋するキモチ。








「お母さんにもクラスメイトにも小南と比べられて……ずっと苦しかった。周りからの信頼もお母さんからの愛情も好きな人からの愛情も全部全部、小南が奪ったんだよ……っ!それなのにまた、私が友達つくろうとしたら邪魔して……っ」




「小春……っ」




「私だって、ずっと紘也が好きだったんだよ……」




小南の目はすごく悲しそうで……でも、私の怒りは止まらない。




「今までずっと我慢してきた私の気持ちなんて……周りから信頼されてる小南にはわかんないよ!!!もう小南の顔なんて見たくない……!」




私は小南の部屋を出て、階段を下りる。




「小春?今からまた出かけるの?遊んでばっかりいないで少しは……」




「……うるさいなぁ、もうほっといて!」




キッチンから出てきたお母さんにそう言い捨てて、家を出た。




そして行くあてもなく走った。




もうイヤだ……なんでこんなことになっちゃったんだろう。
こんなこと……言いたくなかったのに。
小南が傷つくのはわかってたのに……。




私って……バカだ。