お母さん……「おかえり」も「ありがとう」の言葉もないんだ。
やっぱり私のことが嫌いだからだよね。
「はぁ……」
ため息をついて、2階へ上がると小南が部屋から出てきた。
「小春、おかえり」
「ただいま」
「あのね、小春……ちょっとこっち来てくれる?話があるの」
「う、うん……」
私は誘導されるがままに、小南の部屋に入った。
「どうしたの?」
小南は下を向いて暗い表情だった。
そういえば今日、様子おかしかったもんな……。
「あのね、更科くんのことなんだけど……」
「う、うん」
「もう、更科くんとは関わらない方がいいよ」
え……?



