それから私は少しずつ、クラスに馴染めるようになった。
「小春ちゃん、今日から一緒に昼ごはん食べない?」
「え?」
あれから数日経った昼休み、クラスメイトの女の子数人が話しかけてきた。
「教室でいつも食べてるんだけど、小春ちゃんもどうかな?って」
「えっと、私は……いつも一緒に食べてる友達がいるから……ごめんね!」
成月くんも屋上で待ってるし、もうそれが当たり前になっちゃったから。
「も・し・か・し・て!それって成月くん?」
1人の女の子がニヤニヤしながら私をひじで突く。
「そ、そうだけど………」
「小春ちゃんって成月くんと前から仲良いよね~!もしかして、付き合ってるとか?」
私と成月くんが……付き合う!?
「つ、付き合ってないよ!!成月くんは友達だよ!」
私は必死で否定する。



