【完】キミに隠した恋するキモチ。







「みんな、おはよう!」




小南は大きな声で透き通った声で言った。




そうだ、勇気を出して挨拶しよう。
小南と違うのはこういうところだったんだね。




「あの……っ、お、おはよう!」




勇気を振り絞って挨拶をしてみた。




すると……。




「わ、後藤姉妹って声似てるー!」



「小春、別人みたい!」



「おはよう!」




みんな次々に挨拶を返してくれた。




「小南……」




小南のおかげだ……。




「小春、やったね」




小南はニコッと優しい笑顔を私に向けた。