「へぇ~……あの流星が、ねぇ」
「って、遅刻遅刻!!!」
小南がそう言って私と紘也の腕を引いて走り出した。
―――――――
――――
――
―――キーンコーン
「ふぅ、ギリギリセーフ!やったね!」
「もう、小南……走るのはやいよ~……」
予鈴と同時に教室に入ることが出来た。
教室に入ったと同時にみんなからの視線を感じる。
な、なに……!?
「ねぇ、見て。後藤小春、雰囲気変わったよね?」
「ほんとだ。今まであんまりよく顔見えなかったけど、よく見たらやっぱり小南とちょっと似てるね」
そんなクラスメイトの声が聞こえる。



