予想通り、紘也は待ちくたびれた様子で家の前で座っていた。
「はぁ、もうマジで2人とも準備遅い……って、小春!?」
文句を言いながら立ち上がった紘也が私を見て目を見開く。
「どう?今日の小春可愛いでしょ~?」
小南はそう言って私を紘也の前に動かす。
「確かに……っていうかガラッと印象変わったな。そっちの方がいいんじゃね?」
「……っ!」
紘也もこっちの方がいいって言ってくれた……!
すごく嬉しい。
「でしょー!?このシュシュ、成月くんが買ってくれたんだってさ!」
「え、流星が?」
「ね?小春」
「う、うん……」
紘也は少し驚いた表情をした。



