「………もう1人は慣れっこなので大丈夫です!それに迷惑でしょうし……気にせず帰ってくださいっ」
私は食べるの遅いから待ってたら時間がもったいない。
「別に。誰も迷惑なんて言ってないし。そんなこと言ってるヒマがあったらはやく食べたら?」
成月くんは全く帰る様子もなく、むしろ私を何としてでも待つようだ。
「わかりました……」
大人しくいつもよりはやいペースでうどんを完食した。
ふぅ、お腹いっぱいだ!
さっさと教室に戻ろう!
「た、食べ終わりました……!」
「ん。じゃ、教室帰るぞ」
食器を返して、食堂を出た。
成月くん、迷惑だっただろうな……。
謝らないと!!!



