帰ることの出来ない故郷



私が生まれてから16年が経ち、高校生となった。


今日は入学式。


私は新入生の言葉を言う。


「暖かい春の日、私達はやってきました。
新しい生活に…ーーーー1年代表エリオット・ロレッタ・アンディーヌ」



名前を言った途端みんながざわつく。


まぁ、しょうがないかもしれないけど。


そして入学式が終わり、1度教室へもどる。


戻った瞬間。


私の周りには四人の男女が駆け寄ってきた。


「私はね、エリカ・ワズリーょ!
よろしくねっ!」


「私はフローレス・カローラょ
よろしくおねがいします」


「なぁ!
俺、ジェーン・ラチェットっていうんだ!
よろしく!」


「俺はアーロン・クロスだ。
よろしく」


まだ友達になろう!とか言ってないのに…。


ま、いっか。


「私はエリオット・ロレッタ・アンディーヌょ。
エリカ、カローラ、ジェーン、クロス、よろしくね、」


「「「「「うんっ!(おうっ)」」」」」


この時はまだ知らなかった。


仲間が死ぬなんて…。


私が人を殺してしまうなんて…。