帰ることの出来ない故郷

約100年前のある日、エリオット家という王族のパーティーが開催された。


直に私のひい祖父となるエリオット・ジェルター以外、エリオット家は集結していた。


人々はみんな、楽しんでいた。


ダンスを踊ったり、喋ったり。


笑顔が絶えなかった。


でも突然、一人の男性が倒れたんだ。


バタッて音に気がついた人々は音のした方を一斉に向く。


すると、鮮やかな赤い物が飛び跳ねており、


その男性の首はなかった。


とても残酷な光景。


人々はパニックに陥った。


誰一人冷静なものはいなく、出口へと向かった。


でもそれは罠だった。


出口で待ち伏せていた犯人は次々に頭を刈っていった。


見る見るうちに人々が倒れていった。


酷かった。


パーティー開催地は赤一色に染まっていた。


その犯人はアメリカ政府に雇われた殺し屋だった。