目が悪い系女子





次のデート。


今日は色んなお店を回る予定。

約束の時間ぴったりに着くと、
そこにはオシャレな大和。



そして一言。

「え、メガネ?ありえん。却下。」




そうです、メガネしてきました。




「さ、行こっか!」


歩き出そうとしたけど、
メガネを奪われて周りが見えない。



「ちょ、本当に返して。見えないし!」


「俺の手離さんかったらいいから。
俺だけ見とればいいし。」


顔を5cmくらいの距離まで近づけてくる。
さすがにこの距離ではハッキリ見える。


恥 ず か し い !



「近い!!」


「周りの奴らなんて、目ェ細めて
睨みつけたったらいいから。
ほら、前みたいに。」


「そんな彼女でいいんですか。」



ハッキリとは見えないけど、
ふっと笑ったように見えた。





まあ、こういうのも悪くないかな?
すっごい視界ボヤけてるし
歩くの怖いんだけど。


でも、大和の手を繋いでるってだけで
安心できるからすごい。













目が悪い系女子は、
今日も彼だけを見てます。








end.