あっというまに、夏休みも過ぎた。
ゆうたを見送りに私達は
空港へとやってきた。
「じゃあな……また…5年後。」
えっ!?
『どういうこと…?』
「また、迎えに来るから。」
『意味わかんない』
「また、5年後。また、5年後。」
『意味わかんないから。ねぇ
なにこれ…?ドッキリなんでしょっ?』
そういって、少し笑いながら
あたりを見渡す。
「ドッキリじゃねぇよ。」
なんでそんな必死なの?
なんでそんな。。
なんで5年後?高校卒業したらだよ?
なにいってるの?
『いやだよっそんなの!!!
なにいってんの!?私が行く!』
「俺だってやなんだよ!!
お前だけじゃねぇんだよっ!!
俺ら、まだ子供。子供なんだよ……
どうしようも…ねぇんだよ……」
そういって、涙を一筋流して
ゆうたは、目を両手で隠した。
その時は、意味がわからなかった。
別れよ。
その言葉にひどく傷ついて…
『なん…でっ?』
「俺、外国に行くんだってよ。
まだ、ここはこれる距離だけど……
外国。俺らまだ子供。そんな金もねぇし毎回毎回、会うことできねぇだろ…?」
少し震えながら言う。
『…なんで外国に行くの?』
「父さんの会社がオーストラリアに
会社を立ててそこに移ることになってさ…」
『…そっ……かぁ…』
私は、最後は泣かずに笑ってた。
「ごめん…な」
『ぜっ…たいに迎えに来てね。
まってるからね?好きだよ。愛してる』
そう言って、さよならした。
ゆうたもきっと……。。
最後は笑顔なはずだか…
『らっ!?』
ぎゅっ
最後の ら を口に出してしまったのは
後ろから抱きしめられたから。
私の肩に顔をのっけるゆうた。
泣いてる…?
『どうしたの……?』
「本当は、会いにきたい。
本当は、お前と離れたくねぇよ…」
『うん…。うんうん…』
「俺も、愛してる。好きだよ」
そう言って私を離して
私にキスをした。
「5年後。また迎えに来るから。」
そう言って後ろをむいて、歩き出した
私も前に歩き出した。
そういって
後ろを振り向いたらゆうたも
笑顔で、こっちをみた。
また。だよ。ゆうた


