青空の下を駆けた日々~小さな約束~




「コホン。お取込み中悪いんだが...」


はっ。

監督の存在忘れてた。


「ゆうゆうボールを卒業する君たちに、1つ提案がある。強制というわけではないが
、リトルリーグ『花波アクアローズ』に入団してみないか?」



花波アクアローズ......。

お遊びじゃない、本格的な少年野球...。


やりたい...この6人の同級生たちと......。



「...監督。私達の答えは、もう決まっています。みんなもそうでしょ?」



みんなの方を向くと、そこには6人の輝いた笑顔があった。



「監督、僕、入団します!」

「入団させてください」

「俺もお願いします」


「よし、そうと決まれば、さっそく入団だ。1週間後、花波コミュニティグラウンドに朝9時に集合してくれ」


「「「はいっ!」」」


「では、解散」


「「「あっとーざいました!!」」」