10才の誕生日を迎えた私。
親は、共働きだから帰りが遅く、私は、一人でご飯を食べていると、珍しくお父さんが、早く帰ってきた。
「ただいまー。いっぱい食べてるか~?お父さん用事があるからいってくるな。」
「行ってらっしゃい」
と私は、見送った。
でも、このときイヤな予感がした。私は、2階からお父さんの様子を見ていた。すると、知らない女の人と、車に乗り込み会社とは、別の道に向かった。
12時になっても、帰ってこなかった。

その時10才だった私には、だいたいの検討がついた。
お父さんは、お母さんと私を捨てた と。

このときからだ。私が、男嫌いになったのは。
男は、簡単に裏切る動物だ。と思ったのは。