〔美玲〕
なんか視線を感じる。
私は、視線の感じる方へ、目を向けた。
!!
あの5人組の男のリーダーっぽいヤツじゃないか。
そう思った瞬間私は、荷物を持って立ち上がった。

ガシ

いきなり強い力で、私の手を握られた。
そいつの顔を見ていった。
「何」
「いや。俺のこと覚えていてね」