『あっすいません 教えてもらったことあったな谷さんに』


谷さんて名前を出した瞬間先輩達の顔がひきつり出した

 『あたし谷さんにスゲー良くしてもらってるんすヨ
  先輩も谷さんよくしってんじゃないっスか?』

美紀子の言葉に先輩達は黙ったまま

谷さんて誰??

この先輩達がビビる程恐い人には間違いなさそうだけど



 『あたし〜谷さんに1回だけだけど勝ったことあんだよね』

美紀子はそう言い先輩の胸ぐらをつかんだ

 『分かった違う子探すからさ〜マジになんなよ』


そう先輩が言うと美紀子はつかんでいた制服に手をはなし

 『理解ある先輩で助かりますよ あっそれからここ(体育館裏)こないで
  くださいね 後誰かにチクリとかすると痛い目みますよ
  マジおまえみたいな奴 朝めし前で片付けれますから♪』


美紀子の言葉に先輩達はうなずいて去って行った