ヤバイ 授業に間に合わない

『えっ?!』


廊下の向こう側にいた子が私の手をとり
そのまま走った

私は引っ張られるままに

とにかく その子について行くしかなかった

どうやら近道らしい




あれこの子どっかで見た様な

確か同じ学年の・・・・


その子の事を思い出そうとしたのだが

思い出せない


思い出せないまま下駄箱付近に近づいた


その子は私の手を離し 笑顔で去って行った