私は美紀子との会話を楽しみながら学校に向った

『一週間前に2年生になったばかりなのに もう
 2年生に慣れたのかな~』

『えっ何で?』

『だって1年生達がなんかカワイく見えるもん』

『う~んでも最初だけじゃネぇ?後一週間すりゃ~さぁ
 ムカつく顔になったりすんのよ!たぶんね』

美紀子はまだ 手を下げたままだ




くだらなくも楽しい私達の会話が終わりを迎えてる 何故って
それは 学校の桜 もうほとんど散ってしまった桜が終わりを
告げてる様な

『散ったっネぇ~花の命は短いっつ~かさ~』

やっと手の位置を元に戻した




『ンじゃ~』

そう言って美紀子は体育館裏の方に歩いて行った