*゚*甘くて苦いチョコレート*゚*

舞は慣れた手つきで私のアドレスを自分の連絡帳に登録していく。

「でーきたっ!メール送るねっ!あ、そろそろ行かなきゃだね!またね!」

キーンコーンカーンコーン…

舞がそう言うのとほぼ同時に予鈴が鳴って私たちは各自、自分の机に急いだ。

「…だから…で…」

そして、ホームルームもあっというまにのおわり数学の授業中。
数学の退屈な説明を聞くわけもなく…
私は机に突っ伏していた。
そのとき、私のポケットの中でスマホが揺れた。