急行の停車駅でまた多くの人がのりこんできた

わたしの限られたスペースがもっと狭くなる

その瞬間ふと体が軽くなった

っっ___


この香り懐かしい…

誰かわからないその香りをもつ私よりも20cmは高い背の男の人が私にスペースを作ってくれているのだ

すっごくふりむきたいが、振り向けるほどのスペースはない

懐かしいあの人にそっくり

抑えられない気持ちがまた溢れそうになる