恋なんて、できないと思ってたんだ。








  「そうよ。怖かったわよ。


もう、誰も傷つけたくなかったわよ。


だから、やくそくもしたんじゃなかった?


私たち。



もう、お互い傷つけあうことのないように。



…そうなんじゃなかった?」



「そうだよっ、俺たち、そうやって約束したよっ。


でもさぁっ、でも



俺たち、あの頃の方が幸せだったよっ!



少なくとも、俺はね。



俺、何があっても家族で、本心で語り合える人がいることを



幸せに思ってたんだよっっ