--代田 紀美華--

「「ゔっ!」」

「代田?」

ヤバイ!今、めちゃくちゃ顔が近い赤沢がいます!

バチン!

「いってぇ」

えっ!デコピンしちゃった!?

びっくりして、つい本気で...

「お前何すんだよ!」

逆ギレしたいけどしたらめんどくさいことになるからやめとこ...

「す、すみません」

「てか、紀美っ..うっうん」

ん?紀美華って言おうとした?聞き間違えか!?

「代田この学校にいたんだ」

「...」

しゃべりたくない...

「なんでこの学校に来たの?」

「...」

しゃべりかけないで欲しい...

怒ってるかな?赤沢...怒ると手がつけられないんだよね~

チラッ

うわー凄い不機嫌そうな顔してる...

「お前質問に答えろ」

声がワントーン低くなってる

ガシッ!

「いたっ!」

思いっきり腕をつかまれたっ

いたい!

バシッ!

ギューッ!!!!

えっ?

いま私誰かに助けられて、抱きしめられてる!?

誰?こんなことしてくれるの!?

「やめてくんない?俺の大事な彼女候補にさ」

えっ!////彼女候補って!?

「賢君?何言ってんの!?」

オドオドしちゃう!今の賢君の顔どうなってんだろう?

「しーっ!」

パチッ!

きゃーっ!////

賢君が抱きしめている上にしーっ!て言いながらウインクした!!!!

ヤバイ!死にそう!!!!

「こんな女がお前の彼女候補!?」

こんな女ってなんだし。ふざけんなし

お前よりかはまだましだし!

「こんな女じゃないから。てか君よりましだから」

わー!同じこといってるうえにめちゃくちゃ嬉しいこと言ってくれてます!!!!

ありがとうございます。賢君!

「早く座ってくんない?自分の席に」

「チッ」

舌打ちをして座る赤沢がとてつもなくムカついた。

潔く黙って座れよ

「おいっそこ!お前ら授業中にさわいでんじゃないぞ!廊下にたってろ!」

授業中のことを忘れてました...

やっぱ今日は最悪な日だ~

「ありがとう!賢君!!!!」

こ、言葉にならないくらい嬉しいです!

「俺のためにやったことだから全然大丈夫だよ!」

うわー!めちゃくちゃ嬉しいことを言ってくれました!

キーンコーンカーンコーン

あっ!チャイムだ!やった!1時限目終わった!

「紀美華!休み時間しゃべろうよ」

えっ!賢君としゃべれるの?全然OK!

「うん!」

それからずっと話してて賢君は面白い話も知ってて楽しかった!

隣に赤沢がいる以外.....