「ありがと…」

「ん。」


皆からツチノコでも見るような目で見られながらもメアドを交換した。

なんで、そんな目をするのだろうか?

同じクラスメイトなのになぁ…

「織音ッ!今度遊ばないっ!?」

「うん!三条来いよッ!」


「えっえと…じゃあ行こっかなっ!」

「やったぁ!!」

でも皆いい人達だし、いつか仲良くなれるよね…!

「織音…ちょっといい?」

急に梨沙ちゃんに呼ばれた。

「な…なに…?」

「あのさぁ…なんで実崎なんかとメアド交換出来るの?」

なんかと…?

なんかとって…なに…?

「え…だってクラスメイトじゃん!?」

そう言うとふぅ…と梨沙ちゃんは溜め息をつき

「あいつ、クラスの人気者とメアド交換できた~って調子乗ってるよ!着信拒否しときな…」

仲良くなれないのかなぁ…

人気者って…なに…?