矢野さん

 それぞれ注文した物がくると、みんなで乾杯をした。


「あれからまだ2日しか経ってないけどアイツから何もない?」


 赤崎さんが少し頭を傾けて聞いてきた。


「はい……。大丈夫です」


 心配してくれているんだと思うと、おもわず笑みがこぼれる。


「もし来たらまた橘がぶん殴りに行くから、遠慮なく言って」


 笑いながら赤崎さんが橘さんの肩に手を置く。


「今度はお前が行け」と冗談っぽく笑いながら橘さんが赤崎さんの手を払った。


 そんな二人のやり取りを見てクスクス笑う。


 いつもと一緒だと思って――。


 暫く、花火大会の日の話でみんなで盛り上がった