矢野さん

「やっぱり矢野さん似合ってるー。可愛いよ」


「祐子さんも素敵じゃないですか。落ち着いた色にして正解ですね」


 二人が互いの浴衣を誉め合ってているのを赤崎と並んで見つめる。


「今日来て良かった……」


「ああ……。ありがとう赤崎」


 ポーっと互いの想い人を男二人が並んで見ている姿は、周りから見るとどんな顔をしていただろうか……。


 しばらくして二人が浴衣を誉め終わると、早速4人で花火が上がるまで屋台を見て回る事にした。


「祐子さん。何か食べたいのある?何でも言って買ってあげる」


「え?いいの?やったー」


 俺と矢野の前を歩く赤崎と祐子さんの楽しそうな声が聞こえる。