二人は今も会っているのか――?てか、何やってんだよ矢野!!

「あー!!イライラする!!」


 苛立ちから頭をぐしゃぐしゃ!っと掻く。


「とりあえずどうする?アイツまた矢野さんと接触するだろ?」


 吉澤の言葉に掻いていた手が止まる――。


「男と接触しないように矢野さんを見張ってればいいんじゃない?」


「「どうやって?」」


 赤崎の言葉に俺と吉澤の声が重なった。


「祐子さんに頼んで日頃から気をつけて矢野さん見張っててもらって、何かあったら連絡してもらうとか?」