矢野さん

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デスクに置いた携帯が振動する


ハッとして携帯を見ると矢野からメールだった


携帯の時間を見ると7時を少し回っている


集中していて時間を忘れていたようだ


『会社近くの喫茶店に居ますので終わったら教えてください』


矢野からのメールを見て、企画書は大分進んだしこれなら今週末までには間に合いそうだ


キリのいい所で片付け、帰り支度をしながら矢野に終わったとメールした


会社から出ると道路を渡った真向かいにある喫茶店から矢野も丁度出てきた


矢野は俺に気づくと笑いながら小さく手を振ってきた


軽く手をあげそれに答えると青になった信号を渡った


「ごめんね。遅くなって」


「いえ。お疲れ様でした。お仕事忙しいんですね」