私、フラれました。

「ここでちょっと待ってろ。」


昇降口を出たところで私は奏に止められた。


「うん。」


奏は私を残して走っていってしまった。


アイツは何をしたいんだろう。なんか驚きやら戸惑いやらでほんと何なのか分からない。


「はぁー…」


私は溜め息をつきながら近くにあったベンチに腰掛けた。


一人ボケーっとしていると校舎の上から声がした。


「凜音ー!!何してんの?」


その声は音楽室の窓から顔を出す亜里沙だった。