私、フラれました。

「キャッ!!……奏?!」


私の後ろで真剣な表情の奏が立っていた。


捕まれた腕は離されたけど、奏の表情が…何となく怖い。


「今日、放課後空いてる?」


突然そんなこと言われた。


「えっ…うん。空いてるよ。」


「そっ。じゃあ来て。」


「はっ!?何?」


「いいから、来い。」


今度は突然のお誘いに困っていると、また腕をつかまれ今度は前へと引っ張られる。


な、何なの?!


「奏、奏ってば!!どこ行くの?」


「…」


なんにも喋らないし、前を向いているから奏がどんな顔しているのか、どんなこと思ってんのか分からない。


ただ、私は奏に引っ張られながら奏についていくだけ。


私をどこに連れていくんだろう。