また、心の中のガラスにヒビが入ってしまった。 やっと治ってきた傷なのに…… 自分で自分を傷つけているのかな。 「…キャハハ…」 廊下からまだ響いている笑い声が聞こえなくなればいいのにって…… そう嫉妬している自分は嫌い。 でも、耐えられないよ… もうここにいたくなかった。 耳を塞いでここから早くあの声が聞こえないところに行きたかった。 今度こそ帰るって決めて席を立ったその時だった。 「凜音、待て。」 誰かに腕を捕まれた――