私、フラれました。

「えっとー…保健室、行ってた。」


この人にも嘘をつく。


「嘘つけ。」


なんで分かるの…


思わず、口が開いてしまいそうになったのでギュッと結んだ。


「ほんとだもん。」


やっぱりサボったなんて言えない…


「でも、お前が走って行った方保健室と逆だったぞ。」


「見てたの…?」


「うん。」


あの場所を見てたっていうの?


奏が…何で?


「あれは…間違えたの…」


「正直に言えよ…屋上行ったんだろ…」


奏は少しニヤッと笑った。



ど、どうして知ってるのー!!!


この人ストーカー?!


「そ、そんなわけないじゃん!!」


「お前、分かりやすいよ。顔に出てるよー」


嘘…。やっぱバレてる?


ってさっきからバレてるか。


もう認めちゃうか…。



「行ったよ、屋上。サボった。」


そう言って渋々認めたら奏がフッと鼻で笑ってきた。


なんなの…コイツッ…!


「やっと、認めた。別に俺、この事誰にも言わないから。」


えっ…


ほんとかな…?


奏は怪しいんだよねぇ…