恋する気持ちは嘘っぱち。








と、いうことは……



「う、うそぉ……」



『嘘じゃねえよ。つか、このために今お前の家の前でスタンばってんだけど。出てこれる?』



その言葉を聞き、大慌てで窓の外を見る。


そこには、片手に携帯を持った唯人の姿が確かにあった。



「ばかじゃないの・・・!」



あたしはそう呟くと急いで玄関に行って外に飛び出した。



「やっと来た」



そう言って優しく微笑む唯人に、あたしは何も言わず抱きついた。



「っと。あっぶね」



唯人の体は、ヒヤリと冷たかった。



もう4月とはいえ、夜は冷える。


一体何時間待っていたんだろう。