「まさか聞き返してくるとはな…」


ははっと少し笑う。

そしてあたしの方をじっと見つめて
から話す。


「さっきも言ったけど、俺は優梨といるだけでドキドキするからキスはもっとドキドキする」


ちょっ、ヤバイって。


「だけど、俺は優梨といたいし、キスも
したい。ただそれだけ」



あたしは俯く。
そしてちょっと積極的かもしれないけど
頭を陸真の方に少し傾ける。


「バカ。本当バカ。あたしにドキドキさせすぎ」



あたし達は外だと言うことを忘れて
こんな感じで下校した。