役割:イジワル幼なじみの彼女

「ダサくてもいいもん!あれはキスとしてカウントしないことにする。ノーカウント」


そしてあたしは台本に目を通す。

はぁ。
こいつとこんな密室にいるなんて考えただけで嫌になってくる。


……教室に戻ろう。


あたしがスッと立ち上がったとき、誰かに腕を引っ張られた。

まぁそんな人1人しかいないけど。


「陸真はな「ちょっと黙れよ」


そう言うと陸真があたしの唇を塞ぐ。

前にしたときよりも激しい。
嫌だ……。

なんでキスなんてするのよ。


「…やっ……はな…し、て」


あたしは目一杯の力で陸真を押す。

けど離れない。