姫は「あぁ、だから湖にこないのか」と、納得した。
やっぱり王子はこの人がすきなんだ。
そして、この女の人も王子が好きなんだ。
そう思って姫は言った。
「おめでとうございます」
と。
胸は今にも張り裂けてしまいそうなほどズキズキといっているのに。
これ以上ないほど叫びをあげているのに。
それでも姫は王子の幸せを願い、喜んだ。
『しかし、姫の悲しみはここではまだおわりませんでした』
やっぱり王子はこの人がすきなんだ。
そして、この女の人も王子が好きなんだ。
そう思って姫は言った。
「おめでとうございます」
と。
胸は今にも張り裂けてしまいそうなほどズキズキといっているのに。
これ以上ないほど叫びをあげているのに。
それでも姫は王子の幸せを願い、喜んだ。
『しかし、姫の悲しみはここではまだおわりませんでした』


