「サンキュー♪」

受け取った樹はその場に座る。

「ん?何でそこに座るのよ?」

樹が座った所にはテーブルがあるんだけど…。

「何でって写すからに決まってんだろ?」

そう言ってどこにしまっていたのか自分のノートを取り出す樹。

「ちょっと、自分の家でやりなさいよ」

「いいだろ?どーせまたこれ返しに来なきゃなんねーんだから」

パラパラとノートを捲っている。

「まったく…」

ため息を一つ吐き、あたしはベッドの上に座った。