何で?


杏菜の手術がようやく終わった。

その頃にはもう夜が明けていた。

聡「涼。ちょっといいか?」
涼「何だよ…」

聡「お前、傷が消えていたんだよな?」
涼「そうだよ。気付いたら
なくなってたんだよ」

聡「そうか。…今はまだ、
何も聞かないで欲しい。
俺からは話せない…」