「美月ーそろそろ遅刻するわよー?」

「はーい。」


そしてリビングに向かう。


「あら、素直に下りてくるなんて珍しいわね。」

「良い友達ができたんだって。」

「あら、そうなの。」


そしてご飯を食べて、家を出る。
電車に乗って
学校につくと、なぜかすごく見られてる気がする。


「あの子?」

「らしいよ。」

「でも結構美人じゃない?」


なんかコソコソ話されてるし、、、


「よ!美月おはよ!」

「あ、水城。おはよう。」


水城が来るとその子たちは一斉にこっちに集まってきた。


「優雨くん!高校でもバスケ、するんでしょ?」

「多分するよ。」


バスケ、、、?
そういえばバスケで有名な高校だったな、ここ。


私も小学生の時だけどミニバスやってたんだよねー。


「美月!お前バスケ部に入らねー?」

「え、なんでそんな話になったの?」

「いや、美月運動神経よさそうだなーと思って。」


そういってみんなの視線が私に向けられる。
ここで入らないって言ったら空気読めてない奴だよね?


「マネージャーなら、、、」

「まじか!」


そういって本気で喜んでくれてる水城。
とは裏腹に、舌打ちでも聞こえてきそうなほど不機嫌な顔の女の子たち。

先が思いやられる。